1999年8月16日
利根沼田国際交流クラブ設立10周年を記して
コソボ難民援助のために
国連難民高等弁務官事務所に10万円を寄贈いたしました
利根沼田国際交流クラブの皆さま
UNITEDNÅTIONS
HIGHCOMMISSIONER
FORREFUGEES
国連難民有等弁務官
(UNHCR)
日本・韓国地域事務所
この度はコソボ難民緊急援助活動へ暖かいご支援を賜り、心から感謝申し上げます
コソボ地域では今年3月末よりかつてない大挽模な緊急事態が長期間続き、着の身着
のままで家を追われた人は80万人近くにのぽりました。UNHCRは皆さまからの心
強いご支援に支えられ、この地域における人道援助の主導調整機関として緊急救援活動
を続けてまいりました。そして6月に入り和平維持に向けた新たな進展がみられ、
UNHCRは引き続きこの地域の人道援助の主導調整機関として、群民・避難民の保
護・援助や、安全な帰還をすすめるための活動を開始しました06月13日に約3ケ月
ぶりにコソボ内での援助活動を再開し、その後主要7都市すべてに、援助活動の拠点と
なる事務所を開設しました。
これまで周辺諸国および第三国からコソボへ帰還した人々はすでに73万人を超え
ましたが、UNHCRは、難民の安全な自主的帰還をすすめると同時に、コソボ内での
救援物資輸送体制を確立し、テントや毛布、マトレス、ビニールシート、飲料水、衛
生用品セットなどを積んだトラックを各地に送りました。現在、厳しい冬が来る前に住
居を確保するための支援は最優先課題の一つです。できるだけ多くの人々に夏の間に自
分の住宅に戻って修復・整備を始めるよう呼びかけると共に、住居キット(主に屋根用
ビニールシート)やテントを配布しています。また、新たに難民となったセルビア系お
ょびロマ系住民への援助物資として、毛布80万枚や衛生用品セット2万4000個な
どを各地の赤十字の事務所に配布しました。