子持神社は木花之開邪姫(このはなのさくやひめ)を祭神とする。覆屋 におおわれた本殿は、一間社流造、木賊葺(とくさぶき)、妻 飾は豕叉首(いのこざす)、組物は出三斗。身舎柱に「釘大工 新蒔(あらまき)之原澤藤左衛門 寛永拾年癸酉六月十三 日」「大工 名胡桃(なぐるみ)之大河原勘四郎重吉(花押) 石墨(いしずみ)之松井田庄衛門 河門(かわかど)之石坂長右衛門」の 刻銘があり、江戸時代初期1633(寛永10)年に 建造されている。建立年代にふさわしい古式を とどめ、本県では類例のない江戸初期の村社ク ラスの社殿建築である。
一間社流造、木賊葺。身舎柱に「釘大工新蒔之原澤藤左衛門 寛永拾年癸酉六月十三日」「大工 名胡桃之大河原勘四郎重吉(花押)/石墨之松井田庄衛門 河門之石坂長右衛門」の銘がある。村社クラスの社殿建築としては、本県では類例のない江戸時代初期の作例である。
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